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まずはじめに行うこと
まずはじめに行うこととして僕はボディの防錆をお勧めします。

雪が降らない地方で、20万キロを目指すのならあまり影響が無いかもしれませんが、
車は錆びる。錆びて穴が開くなんてことはよくあることなんですよ。
ここで推奨している20万キロ超えは整備をした車での走行。板金作業は基本的に考えていません。
なので、交換できない部品が壊れると困ってしまうわけです。

交換できない部品はボディそのもの。このボディが経年劣化でゆがんでいくのはある程度は
仕方が無い。でも、錆による腐食や穴などは防ぐことが出来ます。
まずはじめに行うことはボディの防錆です。
それもキチンとした防錆です。お勧めはノックスドールによるアンダーフロアからタイヤハウスまで
いわゆる下廻り全てをコーティングする方法。これにより積雪地方に車を走らせたとしても、
融雪剤の塩カルがボディの鉄板に届くことがなくなる。錆びにくくなる。

ノックスドール施工
新車であればノックスドール1100を全体に塗布する。中古車であれば1600。
このノックスドールが作り出す層は車を錆から長期間守ってくれるバリアーになります。
長野県での例を言うと、5年でフロアが腐食してメンバー取り付け部分の板金作業が
必要になるなんてことはよくあることなんです。

ノックスドール施工後
ボディの表面は塗装で覆われている。でもアンダーフロアはその殆どがむき出しの鉄板。
そこから錆は進行していく。手始めに車のアンダーフロアを防錆処理して、そこからのスタートと
してください。これは積雪地方で整備士をしている僕が切実に思っている事例です。
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