「プリウスの点検整備方法・整備モード」

MHO ENGINEERING‐自動車                       
                                                             





MHO ENGINEERING

トヨタプリウスです。
プリウスは整備上、ちょっと気をつけないといけないところが多々あります。
それを紹介

プリウスの点検整備方法・整備モード
トヨタプリウス


まずプリウスさんは、エンジンがあったまってバッテリー状態が良好で
エアコンコンプレッサーが回ってない時、停車中にエンジンを
自動に止めてしまいます。

なので、停車中もエンジンをかけつづけるための

整備モード

に切り替えないといけません。
まずはコレがプリウスの基本ね。


ブレーキオイルの交換も特殊なやり方で、以前更新したので割愛。
今日はプリウスの総合整備について。



プリウスを整備するためにはまず
整備モードに切り替えます。


プリウス整備モードへの移行
60秒以内に以下の作業をします。
@IGをOFFからONへ
AシフトレバーをPレンジでアクセルペダルを2回全開にする。
BシフトレバーをNレンジでアクセルペダルを2回全開にする。
CシフトレバーをPレンジでアクセルペダルを2回全開にする。
D整備モードに移行し、ハイブリッド異常警告灯が点灯し始める。
EIGスイッチをスタートにするとエンジンが連続回転を始める


プリウスの点検整備方法・整備モード
コレがプリウスのハイブリッド異常警告灯
これが点滅

この状態でいろいろな整備をおこないます。



コレが整備モードなんですが、
プリウスにはいろいろと気をつけないといけないことがあります。

まずはプリウスはスリップ制御を行っているので、
後輪に対して前輪n回転数を制御するトラクションコントロールが働きます。
時速30kmになると働くそうです。

もし車検で検査ラインに通すときのスピードメーターテストで
前輪だけを回転させてテスターに載せるときは整備モードに移行してスリップ制御を解除しましょう。

あと、整備モードに移行して整備や測定を完了したら直ぐに整備モードを
解除しましょう。じゃないとトランスアクスルがぶっ壊れるんだよ。


ちなみにエスティマハイブリッドの場合、4WDなので、
整備モードが2つあります。


エスティマハイブリッド
4WD整備モードでは
点火時期やエンジン調整、アイドルCO、HC測定
2WD整備モードでは
スピードメーター試験や2輪シャシ、ダイナモ試験


エスティマハイブリッドの整備モードへの切り替えは
プリウスと同じ方法で4WD整備モードへ。
アクセルペダルを2回ずつ全開にするところを
4回ずつ全開にすると2WDモードへ切り替わるそうです。
気をつけてね。




話をプリウスへ戻しましょうプリウスは2WDなので整備モードは一つのみ。



整備モードの解除方法
IGスイッチをOFFにする


整備測定が終わったら直ぐにIGをオフにして整備モードを解除。
これがハイブリッドカーの整備の基本


整備モード中の注意事項
・整備モードでのアイドル回転は1000回転で、アクセルを踏むと
1500回転まで回転が上昇(後期のNHW11回度60%未満で1500回転、
アクセル60%以上で2250回転まで回転が上昇)
・整備モード移行中にダイアグのコードが記憶されると、マスターウォーニングは
点灯するけど、マルチセンターディスプレイの警告異常はされなし
・整備モード作業中にマスターウォーニングが点灯した場合は
整備モードを解除してダイアグの点検をすること


マフラーが穴開いているかどうかの点検は、エアコンスイッチをいれっぱなしにしておけば
整備モードにしなくてもエンジンが回り続けるから簡単ですよ。裏技ね。




で、プリウスのアイドル回転数の点検

プリウスアイドル回転数点検
運転席の下にDLC3という診断接続コネクタがあります。
点火時期を点検するときはここの9番の位置に
タコパルスピックアップワイヤーをつけて、回転計に接続。
回転系の電源はリレーボックスから取り出すことが可能
プリウスの点検整備方法・整備モード
DLC3のコネクタの9番

エンジンルームのカバーを開けるとリレーが接続されていない端子があるので
そこに回転計のプラスリードを接続。
マイナスリードはボディーアース。

これで
まずは点火時期補正を解除させます。
プリウスの点検整備方法・整備モード
今度は4番と13番をつないで短絡。これで点火時期補正を解除できます。

で、一次信号の検出は1番シリンダーのイグナイタの近くに設けられた
ワイヤーハーネスからとります。
ゲルコートチューブから引き出してタイミングライトを接続して
点火時期を調整するという流れです。


点火時期基準値
アイドル回転数
(整備モードON・Pレンジ) 
950〜1050 
点火時期(BTDC・回転)
(整備モードON・Pレンジ)
4番と13番短絡 
8〜12度・1000回転±50 
4番と13番開放 
10〜22度・1000回転±50 

電動ファンがOFFの時に行ってください。








以上がプリウスの点検整備の概要です。
ハイブリッドカーで通常の整備と違うところが多々あるのがプリウスですが、
これからはハイブリッドもどんどんリリースされてくるので
基本は覚えておきましょう。


MHOも本を見ながらじゃないと整備できないけどね(笑)


以上プリウスの整備でした。









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