「サンバー プレッシャーレギュレーター不良」

スバルサンバー大百科                        
                                                             






サンバー エンジン整備
エンジン解説
エンジンオイル交換
オイルフィルター交換
ファンベルト交換
バッテリー液点検
クーラント点検
エアクリーナー交換
ウォッシャー液補充
プラグ交換
オイルパン交換
オイルパン交換その2
オイル変えてないエンジン内部
キャブレーター交換 KS4
タイミングベルト交換
エンジン載せ換え
水温センサー交換
プレッシャーレギュレーター不良
シリンダーヘッド交換
クランクプーリー破損
エンジン不調 ECU交換
サーモスタット交換

排気温センサー交換
カムポジションセンサー交換
イグニッションコイル故障
リヤマフラー交換
エンジンがかからない
O2センサー交換
O2センサー交換 その2
バキュームセンサー交換
ISCバルブ交換
スロットルバルブ交換
スロットルポジションセンサ交換・調整
オイルプレッシャースイッチ交換
バッテリー交換
オイルフィラーキャップパッキン交換

サンバー ブレーキ整備
リヤブレーキドラム脱着
サイドブレーキ調整
ブレーキパット交換
サイドブレーキワイヤー交換
リヤホイールシリンダーOH
リヤホイールシリンダー交換
ブレーキキャリパーOH

サンバー足廻り整備
リヤアブソーバー交換
センターアームブッシュ交換
タイロッドエンドブーツ交換
フロント ハブベアリング交換
フロント ロアアーム交換
ステアリングラックブーツ交換

サンバーボディ系整備
ステアリングシャフト交換
バック警告音キャンセル
サイドバイザー取り付け
ステアリングコラムブッシュ交換
スピードメーター動かない修理
アクセルワイヤー交換
メインキーシリンダー交換
エアコンフィルター取付
ワイパーリンク交換
スライドドアアウターハンドル交換
ウォッシャータンク交換

サンバー駆動系整備
クラッチ調整
クラッチOH
クラッチワイヤー交換
4WD入らない
新型サンバーS211J クラッチOH
レリーズベアリングがバラバラに
スピードメーターギヤオイル漏れ修理

サンバー電装系整備
イグニッションスイッチ交換
純正スピーカー取り付け
キー抜き忘れ防止音キャンセル
ドアスイッチ交換
メーター内Dレンジ球交換
サンバーメーター照明暗い?
サンバー4WDスイッチ交換
意外なバッテリー上がりの原因
キーレス登録
ワイパーモーター交換
ウインカー出ない フラッシャリレー交換
ウインカーレバースイッチ交換
ヒーターブロアファンモーター交換
セルモーター脱着
クラッチスイッチキャンセル
クラッチスイッチ交換
ルームランプ電球交換
初期型TT2 ヘッドライトバルブ交換

サンバー外装系整備
リヤウインカーレンズ交換
サイドウインカーレンズ
アオリロックカバー取付
ドアミラー交換 KS4
ドアミラー交換 TT2
ワイパーゴム交換
ドア アウターハンドル交換
バックガラス交換
クーラントサブタンク交換
ヘッドライトバルブ交換

サンバーその他整備
総評
燃料タンクの錆
燃料ポンプ交換
車体番号・エンジン番号の位置
バンの車体番号・エンジン番号の位置
ユーザー車検で気をつけること
ヘッドライト調整
フレームの錆
助手席の下の工具収納パネル変更
ワイパーオートストップ効かない
燃料タンク交換
各部締め付けトルク・整備データ

サンバー部品
エンジンオイル
クーラント
ミッションオイル
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デフオイル
エアクリーナー
プラグ(種類有)
タイミングベルトセット
ブレーキパット
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コミュニティ
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タイミングベルト交換
自動車修理Q&A その2
走行距離10万20万30万km
交換自動車部品
ブレーキパッド交換
チューニング&自動車工学3
車体番号エンジン番号位置
キーレス登録
締め付けトルク・整備データ
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先日スバルサンバーを車検で預かりました。
平成3年式ながら、マルチポイントインジェクションでスーパーチャージャーのCVT。

あちこち痛んでいたが、オーナーは気に入っているので修理してくれとのこと。
プレッシャーレギュレーター不良症状

これはMHOの会社の下請けの会社が受け入れ整備をして
見積もりをしていた車両。

とりあえず検討したいので一度返してくれというので
オーナーの下に一度返却して
車検切れが間近になってやはり修理して乗りたいということなので
MHOが整備担当することになった。


ステアリングのセンターアームにガタが発生していたので
センターアームを取り外して、ブッシュを交換


それとリヤマフラーに穴が開いていた

マフラーを交換。




あとはセルモーターが壊れていたのでOH。

それとヒーターが効かなかったからヒーターレジスターを交換。





と、まぁこんな感じで車検整備を終了した。


ここまでは外注先の見積もりを下に作業。
あとは自分でいけないと思うところを受け入れして見積もりを出した。

セルモーターもおかしかったが、イグニッションスイッチもおかしい。
明らかにスイッチの接触不良を起こしているのでスイッチを交換しようとしたら
この年代のサンバーはキーシリンダーアッセンブリーでしか出ないことが判明。

オーナーに相談したらやってくれというので
キーシリンダーとイグニッションスイッチをアッセンブリーで交換した。


が、なんかエンジンの調子が悪かった。
明らかに片肺。


プラグコードを一本ずつ抜いていくと

1番シリンダーが死んでいる。



プラグとプラグコードを点検したが、異常なし。


ディストリビューターのキャップかと思って取り外してみた


プレッシャーレギュレーター不良症状
なんか面白い形をしているが、接点が削れているわけでもなく、
もともとこういう形らしいのでとりあえずそのまま。


どうして片肺なのか?




1番シリンダーが死んでいる。


うーむおかしいなぁ。

点火火花は正常に飛んでいる。
火花も弱くない。















もしかして、圧縮がないのだろうか?
プラグを全て取り外して、コンプレッションゲージをセット。

アクセル全開で圧縮をそれぞれ計測してみると

さほどばらつきはなく正常と判断。エンジンは生きているな。よかった。




もう一度プラグを外してみると
明らかに燃料が来ていないような感じ。

プラグが全然焼けていないのだ。



この車両はこの年代では珍しいマルチポイントインジェクション。


要するに全ての気筒にインジェクターが存在する。


プレッシャーレギュレーター不良症状


インジェクターがもしかして故障しているのかと思い、

デリバリーパイプとインジェクターを外してみた。

そして1番と2番のインジェクターを入れ替えて


再度エンジンをかけてみた。


インジェクターが不良であれば、今度は2番シリンダーが死ぬはずだ




しかし、結果は変らず。



相変わらず1番シリンダーのみ機能していない状態となった。





もう少しよぉく観察していると、



エンジンが冷えてくるとファーストアイドルがかかる。

そのときは1番シリンダーも生きていることが判明した。

要するに完全暖機が終わったら、1番シリンダーが死んでしまうのだ。



これによりインジェクター配線などは正常と断定できる。


こうなってくると電子制御系も怪しい。




手元に多少也のデータが存在したのでエンジンの基本点検からしてみようと思った。


ここでもしかしたらと燃圧を計測してみる事にした。



そしたら基本の燃圧3,1kgと2,8kgに対して


イグニッションオン時では3,3kg
アイドリング時では3kg燃圧があることが判明。


プレッシャーレギュレーターのホースを抜いてみると、燃圧があまり変化しない。
プレッシャーレギュレーターが不良と判断。




交換。そしたら1番シリンダーは正常に動き出した。




結果は治ったけれど、燃圧が高いと何故1番シリンダーが機能しなくなるのか?

デリバリーパイプの形状を確認すると

1番のインジェクターが一番通路で遠い。



これがどんな影響を及ぼすのかわからないけれど
原因としては

「燃圧が高かった」


ということが判明した。


整備をしているといろいろと不可思議な故障に遭遇するなと思ったけれど

エンジンの基本データに沿って、それぞれの数値を点検していけば
ある程度は故障のヒントが得られてくると思った。







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