「ディーゼルエンジンは何故超寿命?」

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MHO ENGINEERING 自動車雑学





ディーゼルエンジンは故障しにくい?

考えてください。この地球上で、一番走行する自動車ってなんだろうって?
恐らくタクシーか、トラックでしょう?


タクシーよりも長距離トラックですよ。一番毎日走るのは。

タクシーの寿命が30万キロほどでも長距離トラックなどは100万キロくらい使うといわれます。
長距離トラックに搭載されているのは当然ディーゼルエンジンです。

では何故ディーゼルエンジンは寿命がながいのか?


長距離トラックに使われているディーゼルエンジンはシリンダーの中にシリンダーライナーが
埋め込まれていて、シリンダーライナーを新品にしてピストンとリングを新品にすれば
理論上は圧縮は回復します。あとはヘッドのバルブの密着度だけあわせれば
半永久的につかうってことも不可能ではありません。

その長距離トラックのOHを除いて考えたとしても
ディーゼルエンジンのほうが超寿命といえます。

それはなぜか?


ディーゼルエンジンというのは、高圧縮の中で動きます。
ガソリンエンジンの圧縮比が10前後と考えればディーゼルエンジンは20位。

つまり単純に圧縮比だけで考えると
ガソリンエンジンの2倍という圧縮比です。



圧縮が高いということは各部の部品に対する強度を上げないといけない。
なので、ディーゼルエンジンの部品というのはガソリンエンジンの部品よりも
強度が強く作られています。
超寿命の原因はまさにそれ。


そしてガソリンと軽油を比べてみるとわかりますが、ガソリンよりも軽油のほうが
潤滑性に優れている
。つまりオイルのような働きもガソリンよりはしているので
シリンダーに対してやさしいと。


ガソリンスタンドでやってはいけないトラブルに
誤給油というものがあります。

軽油の車にガソリン

ガソリンの車に軽油をいれてしまうといったトラブル。


一般的に誤給油についてはガソリン車に軽油をいれる誤給油よりも

ディーゼル車にガソリンを入れる誤給油のほうがダメージが大きいと言われます。
これは理由は前述の通り。

ガソリン車に軽油を入れてもシリンダーにはダメージはなく、
ただ点火火花で燃えないだけ。

対してディーゼル車にガソリンを入れると、自己着火しなくなるし
何よりシリンダーの潤滑を考えるとダメージが大きい。


とガソリンスタンド業界では言われております。
まんざらでもありません。




話はそれましたが、ガソリンエンジンよりもディーゼルエンジンのほうが超寿命という理由はまだあります。
回転数を抑えて使うから。

ディーゼルエンジンは各パーツが強度が強く作られていて重量も多いので
ガソリンエンジンのように高回転を回すことができません。
なので、結果的にシリンダーをピストンが往復する回数が少ないために
エンジン自体の消耗が少ない。

そしてもう一つは低速トルクが大きいということ。
ディーゼルエンジンは特徴としてガソリンエンジンよりも低速のトルクが太い。
なので、回転をあげずとも車を前に押しやる力は強いので
同じ回転数でもガソリンエンジンよりも前へすすむということですね。


これらを踏まえた結果、ディーゼルエンジンは寿命が長いといえます。






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