「サンバー ユーザー車検で気をつけること」

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サンバー エンジン整備
エンジン解説
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オイルパン交換
オイルパン交換その2
オイル変えてないエンジン内部
キャブレーター交換 KS4
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エンジン載せ換え
水温センサー交換
プレッシャーレギュレーター不良
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排気温センサー交換
カムポジションセンサー交換
イグニッションコイル故障
リヤマフラー交換
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O2センサー交換 その2
バキュームセンサー交換
ISCバルブ交換
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スロットルポジションセンサ交換・調整
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バッテリー交換
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キーレス登録
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ウインカーレバースイッチ交換
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セルモーター脱着
クラッチスイッチキャンセル
クラッチスイッチ交換
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ドアミラー交換 TT2
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車体番号・エンジン番号の位置
バンの車体番号・エンジン番号の位置
ユーザー車検で気をつけること
ヘッドライト調整
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ワイパーオートストップ効かない
燃料タンク交換
各部締め付けトルク・整備データ

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サンバーです。
現役で自動車整備士と検査員をしている立場から

サンバーとユーザー車検というお題でお話しをしたいと思います。



サンバーでユーザー車検を受けるというときに一番問題になるのは制動力だときっぱり言い切れます


車検の検査っていうのは同一性の検査から始まって、各種検査テスターを使っての検査があります。
同一性検査にいたっては殆ど問題はないはずですが、

検査テスターを使った検査は気をつけないといけない


サイドスリップ
ブレーキテスト
スピードメーターテスト
ヘッドライトテスト
下回りテスト
排ガステスト




この中でサンバーが一番やばいのがブレーキテストなんですよ。
これって知っていました?意外でしょう。

僕は検査員としてもサンバーを何台も完成検査していますが、やっぱりブレーキはいつもギリギリなのが多い
















ブレーキテストって5つ項目がある。

@制動力の総和
A前輪のブレーキの左右差
B後輪のブレーキの左右差
C後輪のブレーキテスト
Dサイドブレーキテスト


何でサンバーのブレーキテストがやばいのかというと

TT2という型式になってから、リヤブレーキの効きが異常に悪いんです。
他のメーカーの軽トラックのリヤブレーキの効きと比較しても、なんと半分以下しか制動力がでない。

実際に数値に表して見ますと



右が60kg
左が70kg

大体サンバーってこんな数字が多いんですよ。

この数字の何が問題になってくるかというと、制動力の総和。これにひっかかってくる。

サンバーの後軸は340kgの重さがあります。これに右が60kg。左が70kg。
合計130kgの制動力を後軸に対して計算すると

38,2%。

Cの後輪のブレーキテストは、後軸の重さに対して後輪のブレーキが10%以上でてればいいので、この数値でもOKがでます。
ですが、制動力の総和になると困る。



ちなみに前輪の制動力を測ってみる。

右が180kg
左が165kg位でしょうか?

制動力の総和は4輪全てのブレーキの数値を足し算します。

右前180kg
左前165kg
右後60kg
左後70kg

総和475kgの制動力が出ていると。

この数値を車両重量に検査時車両状態として55kgを足した数値

車両重量770kg+運転手55kg=825kg

この825kgに対して制動力が50%以上でないと車検は落ちてしまう

475÷825×100=57,5%

この場合は規定をクリアしています。

しかしこれがタイヤの状態が良くなかったり、リヤブレーキがさらに効かなかったりすると
制動力の総和が50パーセントをクリアできないことがあるんです。

もしユーザー車検にサンバーを持ち込むとしたら、とにかく思い切りブレーキを踏むこと。躊躇していたら
落ちてしまいますから注意してください。

本当にギリギリの車が多いんですよ。



排ガスはこんなもの。大体クリアできます。排ガスで落ちてしまったサンバーはO2センサーを交換すると
かなり改善されることが多いです。


ヘッドライトはどこかの工場であわせてもらってからユーザー車検に望みましょう。







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